サレジオ会学校・同窓会
日本のサレジオ会学校は全国に5校あり、同窓生総数は約5万人にのぼります。
家庭的な雰囲気を大切に、ドン・ボスコの「共に生きる」教育法(アシステンツァ)に基づいて教育しています。
生徒は勉強、スポーツ、ボランティア活動等に熱心に取り組んでいます。
サレジオ工業高等専門学校(育英学院)

東京都町田市 1935年創立
在校生数 748人 同窓生数 13,590人
校是「神は愛なり、技術は人なり、真理は道なり」

日本で唯一の工業系ミッションスクール
善き技術者を育てて90年
サレジオ工業高等専門学校(サレジオ高専)は、1935年に東京・杉並の地で帝都育英工芸学校として教育活動をスタートしました。当時は印刷科と裁縫科の2学科からなっていました。1960年に育英工業高等学校、そして1967年に育英工業高等専門学校となり、2005年に町田市多摩境へ移転して、校名をサレジオ工業高等専門学校に変更し、現在に至っています。本校は90年の間、多くの技術者を育て、日本社会に送り出してきました。
サレジオ高専は日本で唯一の工業系のミッションスクールです。本校はドン・ボスコがオラトリオでの教育活動の理念とした「良き社会人の育成」を継承し、「キリスト教精神に基づく人間観をもった善き職業人を養成する」ことを教育理念として謳(うた)っています。
高専の強みは「進路決定率」
高専は、国立・公立・私立を合わせると日本には58 校あります。高専は15 歳から20 歳までの若者が学ぶ5年制の学校です。高専の特徴は出口に強いことです。それは就職・大学編入また専攻科進学を合わせて進路決定率がほぼ10割であるということです。サレジオ高専も進路決定率が毎年9割を超えています。
高専生が企業や大学から人気があるのは5年間、じっくりと専門を学んだためです。良く準備された若者たちなので、企業も大学も彼らに期待するものがあるのでしょう。とはいえ3年生までは高校の学習課程を修了することが必須ですから、座学と実験・実習のために使う時間は多く、1年生でも8時間授業の日が週に3日あります。大変な思いをすることも学生たちの成長を促しています。
特色ある4つの専門学科とキリスト教教育
サレジオ高専には4つの学科と専攻科があります。専攻科は本科5年を終えるとさらに2年間、サレジオ高専で研究を続ける教育システムです。
年齢は大学3・4年生に当たりますので、専攻科修了時には学士号(工学)を手にすることになります。本科は、デザイン学科・電気工学科・機械電子工学科・情報工学科の4つです。デザイン学科では、プロダクト&インテリアデザイン(空間プラン/家具/自動車/家電製品/情報機器などの立体的デザイン分野)、ビジュアルコミュニケーションデザイン(広告/雑誌/ポスター/カタログなどの平面的デザイン分野)を教育の柱としています。電気工学科は発電や送電、大きな電気の力をそれぞれの使用に合わせて変換する技術や自然エネルギー、太陽や風の力をエネルギーにすることなどを学んでいます。機械電子工学科は、ロボットの仕組みやクッキングヒーターやスピーカーなど身近な家電の仕組み、また携帯電話やGPSといった情報通信の仕組みについて学ぶ学科です。
最後に情報工学科は情報ネットワークの仕組みやプログラミングの言語、プログラム開発をとおしてソフトウェアについて学ぶ学科です。
(※2025年度からは情報工学科が中心となったサレジオ高専の教育体制になります。)
本校は男女共学です。工業系ということもあって男女の比率は圧倒的に男子が多いのですが、デザイン学科は比較的女子の多い学科です。
本校の宗教的な取り組みですが、1・2年生にはメディテーションアワー、ドン・ボスコの講話と、全学年向けには希望者のみチャプレンによる月例ミサがあります。
また毎週火曜日と金曜日の朝、全教職員が交代で担当して学生へメッセージを送るモーニング・トークがあります。
本校の教職員の願いはサレジオ高専で学んだこと、身につけた技術を他人のために役立てる心をもった大人に学生が成長することです。
一人ひとりが活き活きと
サレジオ高専の学生を一語で表現すると「快活」でしょう。活き活きと楽しそうに学校生活を送っている様子を目にします。人間ですからときどき、他人に迷惑のかかるような失敗をして教員から厳しく注意、指導を受けることもあります。それでも学校生活は楽しいようです。神さまに守られて、若者たちが安心して活き活きと活動するというドン・ボスコの「手に職を」の伝統がサレジオ高専に継承されています。
同窓会
本校は高専となる以前に工芸学校、工業学校、工業高校と変遷を続けており卒業生の組織も学校の変遷とともに変容しています。最初の同窓会長は工芸あるいは工業学校(旧制)出身であったという伝承があり、相当古くから存在していたようです。1985年当時、活動の活性化を図ろうということで工業高校10期生の伹馬剛氏とその仲間たちによって同窓会再興イベントが開催されその後、伹馬氏の意向を受けた工業高校出身のメンバーが中心となって役員を務め活動が続きました。2005年育英高専が杉並から町田へサレジオ高専として移転することになり同窓会も工業高校出身の役員が退任、高専出身の役員に移行し、移転後20年ようやく高専出身のスタッフで安定的に運営することができるようになりました。
一方で杉並で育った卒業生は杉並に残った施設「育英サイテック杉並」に集うことでイベントを開催することになりました。これも2025年3月で19回を数えます。
現在は、町田で開催される文化祭(名称は育英祭を引き継ぐ)に併せてその年とその前年の新卒卒業生を招待して「ホームカミング20xx」を隔年開催しています。
2025年は創立(開校)90周年になりますが100周年には杉並、町田合同でのホームカミングを開催できればと考えています。
(文・写真/サレジオ工業高等専門学校提供)

東京都町田市小山ヶ丘4-6-8
https://www.salesio-sp.ac.jp









*1 高専プロコン… 「全国高等専門学校プログラミングコンテスト」の通称。
*2 高専デザコン…「全国高等専門学校デザインコンペティション」の通称。
*3 高専ロボコン… 「アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト」の通称。
日向学院中学校・高等学校

宮崎県宮崎市 1946年創立
在校生数 666人 同窓生数 12,223人
校是「己を知り、己に克て」

己を知り、己に克て!
宮崎はサレジオ会が日本で最初に宣教活動を始めた場所で、ここから日本のサレジオ会の歴史がスタートしました。宣教団長のチマッティ神父は、1926年に8名のサレジオ会員と共に日本に派遣され、ここ宮崎にやって来ました。33年に現在の日向学院の地に宮崎小神学校(神父や修道者を志願する者たちの学校)が建てられ、終戦後の46年に誕生したのが日向中学校でした。48年には日向高等学校が創立され、宮崎県において中高一貫教育の先駆けとなりました。その後、93年に中学校を男女共学とし、96年に高等学校も男女共学となりました。
生徒も教師も一緒に
本校の特徴は、生徒と先生の距離が近いことです。初代校長チマッティ神父は、日本のドン・ボスコといえる素晴らしい人格者でした。教え子の誰もが、チマッティ神父から自分が一番大切にされたと感じていたようです。チマッティ神父の生徒一人ひとりを大切にしようという精神は、創立以来、今でも受け継がれています。
朝早くから校長をはじめ教員たちが校門に立ち、登校する生徒たちを迎えます。朝礼では週に2回、「朝の心」と呼んでいる訓話を放送します。週に1度、学年ごとに宗教あるいは人間学の授業があり、生徒に心の糧を与えています。
各階に学年室が設けられ、授業だけでなく、休み時間や放課後も生徒のそばにいることを大切にし、昼休みには生徒たちとグラウンドでサッカーやバレーボールをする神父や先生たちの姿が見られます。放課後は部活動に励み、帰る時間にも校長が生徒たちと談笑しながら、「お疲れさん!」と挨拶をしています。
このように生徒たちは朝から夕方まで、先生がいつも共にいる生活を体験しています。この家庭的な雰囲気を懐かしく思い、本校には卒業生がよく帰ってきます。
Faccio io. Vado io. の精神
本校は毎月のミサや感謝の集い、慰霊祭、クリスマスの集いなど、多くの宗教行事があります。また、宗教活動の一環として、高校1・2年生の希望者を募り、近くにある「カリタスの園」の乳児院や老人ホームでボランティア活動を行っています。活動前には学校のチャペルで短い祈りをします。生徒たちは楽しみながらも多くのことを学んでいるようです。
マザー・テレサの祈りにある「主よ、お望みでしたら、わたしをお使いください」という心を実践する機会になっています。
今年は特に「『させられる』から『する』教育へ」という目標を掲げて、何事にも自分から進んで行動する人を育てることを目指しています。Faccio io(私がやります)とVado io (私が行きます)というのは、サレジオ会に伝統的に伝わる言葉です。このFaccio io という言葉が生徒たちの間に浸透してきています。
音楽・文武両道
ドン・ボスコは「音楽のない学校は、魂の抜けた体のようなものだ」と言っていましたが、チマッティ神父も音楽を心から大切にしていました。本校の音楽の時間には、教科書に載っている歌だけでなく、教会で歌われる聖歌も練習しています。聖歌の中には、本校の教員が作曲した歌もあります。その中でも「わたしをお使いください」は、全国のミッションスクールでも歌われているものです。年間の宗教行事で聖歌を歌うことによって、神を賛美し、感謝する心を育んでいます。
また、音楽だけでなく、本校は一人ひとりの文武両道を目指しています。そのため、中学では90%、高校では70%の生徒が部活動に参加しています。部活動をしながら、自分の目標に向かって頑張っています。大学進学に関しては「行ける大学」よりも、「行きたい大学」への進路指導を行っています。
日向学院は、一人ひとりの個性を尊重し、「己を知り、己に克て」というチマッティ神父の遺したモットーを大切にし、将来に向かって生徒と先生が共に歩んでいく学校です。
同窓会
宮崎市で毎年8月に学年をまたいだ全体の同窓会を開催しています。今年(2025年)の同窓会にはスペシャルゲストとして、本校を2010年に卒業し、現在はモデル・タレントとして、また「みやざき大使」として幅広く活躍している愛甲千笑美(あいこうちえみ)さんを招いてのトークショーを開催しました。今年の同窓会には20歳台や30歳台といった若い卒業生の参加がこれまでで最も多く、次年度以降の同窓会にも弾みがつくにぎやかなひとときを過ごすことができました。なお、同窓会当日には毎年、同窓会報誌『若鳩』を来場した卒業生に配付しています。会報誌には、在校生の部活動報告をはじめ、「同窓会だより」のコーナーでは東日本同窓会や延岡、都城、西都、日向、日南・串間といった宮崎県内各支部の活動状況も報告されています。来年(2026年)は日向学院が開校80年ですので、同窓会としてもその節目にふさわしい活動が展開できたらと考えています。
(文・写真/日向学院中学校・高等学校提供)

宮崎県宮崎市大和町110
https://www.hyugagakuin.ac.jp







サレジオ小学校・中学校
大阪星光学院中学校・高等学校

大阪府大阪市 1950年創立
在校生数 1,154人 同窓生数 13,611人
校是「世の光であれ」

世の光であれ!!
終戦後まもない1950年、マルジャリア神父が「日本の復興は“教育”から」と、まだ焼け野原が残っているこの天王寺の地に、大阪星光学院中学校を開校しました。以来、今春卒業の希望の光”となっています。
「朝の放送」で始まる一日
大阪星光学院は「ドン・ボスコのミッションスクール」であることを大切にしています。朝礼は、試験期間を除いて毎日、神父による「朝の放送」で始まります。朝の新鮮な心に「良き種」を蒔(ま)いているのです。全学年を通しての「倫理の授業」で、聖書の教え、良心に基づく人の道などを一緒に考えています。
苦楽を共にする合宿の豊かな経験
教育目標として、私学ならどの学校も「知・徳・体」育を挙げますが、本校もそれを文字どおり実践しています。それは、例えば1968年に建設した「長野黒姫山荘」を使い、特に一番成長する中学生を対象として、中1・中2は2度のスキー合宿、中1で飯縄山(1,917m)、中2で火打山(2,462m)、中3で立山(3,015m、コロナ禍以降は中断中)への登山に全員でチャレンジすることです。
合宿での指導は先生たちがするので、身体的な訓練だけでなく、生活を通して人間関係や挨拶、助け合いなど、多方面での成長を目指すことができます。参加する神父の朝晩の話、ミサと祈りの時間もあり、身体だけでなく、心の成長にも大いに役立っています。
1973年に建設した海辺の「和歌山南部学舎」でも、ドン・ボスコの「アシステンツァ(共にいる)」教育を行っています。昔は「水泳教室」も行っていましたが、2年連続してサメ騒動があり、中止しました。中学生は学年毎に学期に1週間「南部ならではの海を活かした授業」を行います。ほかにも、指名参加・自由参加の勉強合宿があり、友だちの勉強の仕方を学んだりできます。高校は自由参加の勉強合宿が多く、学年の6~7割の生徒が参加しています。
この苦楽を共にする合宿を経験することで、先生とも、クラスの人たちとも、すぐに友だちになります。これが「OBたちがよく遊びに来る学校」としての星光の特徴を作っています。OBは休み中の登山、スキー、勉強合宿にヘルパーとして参加し、後輩の面倒をよくみてくれます。そんな姿を見て、後輩たちも「自分もOBとして来るぞ!」と決めているようです。
頭と体を動かし、心を育む
校内には「トマス小崎研修館」があり、中学1年生は入学と同時に、7組に別れて宿泊を伴う合宿を体験し、そこから通学します。合宿の精神を学んだ彼らは、その体験が終了すると、心でも「星光学院の生徒」となります。
本校は「進学校」と言われていますが、生徒たちは「頭を動かすより、体を動かす」のが好きなようです。昼休みにはグラウンドが10個のサッカーボールと100人を超える生徒たちで埋まります。中1から高3まで遊んで、よく怪我をしないものだと感心します。ひょっとしたらそんなグラウンドで「思いやり」を学んでいるのかも知れません。
ドン・ボスコの学校として「笑顔と挨拶」に満ちた大阪星光学院です。
同窓会
大阪星光学院同窓会は、約15年前に同窓生相互の交流や学院支援等を行うことを目的に現在の組織を立ち上げ、2025年現在は32期大工舎会長のもと、約50名の理事により運営しております。
同窓会理事会については、7月を除き基本奇数月に開催。毎年5月には同窓会総会を開催しております。
主な活動と致しましては、総務・広報渉外・交流・学院支援・学院協議会の各委員会のもと、同窓会相互の交流として大忘年会や大ゴルフコンペの開催、学院支援としてほしゼミ(OBが講師を務める土曜講座)や学術オリンピック・オープンキャンパス等への交通費支援等を行う他、近年は同窓会活動の認知度向上のため、ホームページやSNSの活用等にも積極的に取り組んでおります。
また東京在住のOBで構成される東京星光会や医師の会、歯科医師の会、都市環境部会(建設・不動産関係中心)とした部会活動も行っており、今後更なる同窓生相互の交流を図っていきたいと考えております。
(文・写真/大阪星光学院中学校・高等学校提供)

大阪府大阪市天王寺区伶人町1-6
https://www.osakaseiko.ac.jp








サレジオ学院中学校・高等学校

神奈川県横浜市 1960年創立
在校生数 1,083人 同窓生数 8,694人
校是「勉学、問題解決、奉仕」

サレジアン・スピリットを持つ男になれ!
ドン・ボスコは、社会の中で苦しんでいる若者に自らの手を差し伸べたと同時に、彼の志
(こころざし)を継ぐ若者を育てていきました。「若者こそが社会を変えていく」というドン・ボスコの精神を、サレジオ学院は現代の日本社会の中で実現していこうとしています。
明るくアットホームな学校
本校は1960年、目黒サレジオ中学校として創立し、63年にサレジオ高等学校を創立し、川崎に高校校舎新築。75年には川崎サレジオ中学校が創立し、神奈川県川崎市の鷺沼で中高一貫教育が始まりました。89年にはサレジオ学院中学校・高等学校に名称を変更し、95年に現在の横浜市都筑区に移転。まるでドン・ボスコの初期のオラトリオのように、キャベツのように植え替えられながら成長し、2010年に創立50周年を迎えました。
8千人以上の卒業生が巣立っていきましたが、校舎は移り変わっても、生徒と教職員の明るくアットホームな雰囲気は大切に受け継がれています。
夢の実現「25歳の男づくり」
サレジオ学院の目指すもの、それは「25歳の男づくり」です。中高時代は一人の男の子の人生の方向性を決める貴重な6年間ですが、それだけで完結するのではありません。卒業後、それからが人生本番です。私たちはそこへ向けてのお手伝いをしている、大学合格だけが彼らの人生の目標ではない、ということを心して日々生徒たちと関わっています。25歳になったときの彼らの夢、自分像の実現のために、私たちは日々の教育活動を行っています。
ドン・ボスコ伝を読んだ中学1年生の感想文を紹介します。
「どんな夢でも、辛いことを乗り越えなければかなえられません。ドン・ボスコは頑張って夢をかなえました。僕もかなえられたら奇跡ってくらいの夢があります。だから勉強を頑張って、すごく難しい夢だとしても、かなえたいからかなえるという気持ちを忘れないようにしたいと思います。」
「サレジアン・スピリット」= Study, Solution, Service
「25歳の男づくり」とは、簡単に言えば「サレジアン・スピリット」を持った男になってほしいという願いです。Salesian SpiritにはSで始まる3つの言葉が示す要素があります。
最初のSはStudy(教養・知識)です。将来人のために役に立つには、まず自分の資質、教養、知識を高める必要があります。
2つ目のSはSolution(問題解決能力)です。コミュニケーション能力ともいえるでしょう。彼らは部活、体育祭、学園祭などの学校行事を通して(チームとして)「問題解決能力」を身につけていきます。
最後のSはService(奉仕の心)です。ドン・ボスコはこれと思う若者たちを招きました。ドン・ボスコにならい、今日私たちは「奉仕の心」が生徒一人ひとりの心の中で育っていくことを目指しています。年間を通して提供される奉仕活動、たとえば街頭募金、病院ボランティア、東北の被災地ボランティアの機会があり、多くの生徒が参加しています。
東北の被災地ボランティアに参加した生徒の感想文です。
「自分は桂島で2日間作業をさせてもらいました。一つの家屋の屋根に、黒いペンキで『サヨナラ我が家』と書かれていました。とても悲しくなって涙が出そうでした。自分には帰る家があって何の不自由もない生活を送っていられる。でもこの家の住人にはもう帰る家がない。自分たちの微力さを実感しました。でも同時に人と人は協力すれば何かできる。微力は無力でない、ということも感じました。」
私たちは、子どもたち、彼らの保護者と共に、彼らの将来を見据え、伸び代(しろ)を信じ、彼らと共に歩んでいきます。
それがドン・ボスコの学校で伝統的に大切にされてきた精神「アッシステンツァ」(共にいること)です。
同窓会・・・「25歳の男づくり」の確認・・・
同窓会のビッグイベントは「25歳のホームカミングデー」です。
毎年5月にその年に25歳になる卒業生を学校に迎えてパーティを実施しています。社会に出始めている頃の卒業生たちが本当に「25歳の男づくり」ができているか確認します。高校卒業時に25歳での再会を予め連絡しておくものの、6年後に本当に集まるのか心配をしていても実際には3分の2を超える卒業生たちが戻ってきて立派な25歳を披露してくれます。
担任の先生方も迎えてくれ卒業生たちは大いに盛り上がります。
また、その日は25歳に留まらず、その倍の年齢にあたる「50歳」にも声を掛けます。さすがに卒業後の消息がつかめない人や忙しい人もいますが、それでも20名前後、ときに50名を越えて集まり、こちらは立派なナイスミドルのサレジアンたちです。
そのほか、在校生支援や学院への寄附などの補助事業も行っています。
(文・写真/サレジオ学院中学校・高等学校提供)

神奈川県横浜市都筑区南山田3-43-1
https://www.salesio-gakuin.ed.jp








サレジオ同窓会日本連合 同窓生数 計50,121人(在校生数 計3,806人)
(データは2025年4月現在)