新着情報

2017年05月02日更新

サレジオ高等教育機関EAO会議を日本で開催

(Boscolink – 2017年4月26日 第1回IUS – EAO地域会議)
http://www.bosco.link/index.php?mid=webzine&page=4&document_srl=21884

By アリエル・マカタンガイ神父

東アジア‐オセアニア(EAO)のサレジオ高等教育機関部門(IUS)は4月22日から26日にかけて、初めての地域会議を開催した。会議には、3か国の6つの教育機関の代表が参加した:日本、東京のサレジオ工業高等専門学校(サレジオ高専)は初めてのIUS会議のホスト校になるという名誉に浴した;フィリピン北管区からドン・ボスコ・マンダルヨン技術大学とドン・ボスコ・カンルバン大学;フィリピン南管区から、セブのドン・ボスコ技術大学;パプアニューギニア‐ソロモン準管区から、東ボロコ・ドン・ボスコ技術学校と、クンギのドン・ボスコ・シンブ技術大学の代表者が集った。参加者は7名のサレジオ会司祭、5名の信徒、1名の修道士というバランスの取れた顔ぶれで、信徒のうち3名は女性だった。

1日目、12人の参加者を日本のすばらしい技術教育機関に迎えたサレジオ高専校長の小島知博神父が歓迎のあいさつを述べ、続いてIUSの世界コーディネーター、マルセロ・ファルファン神父が開会を宣言した。この会議は、2016年7月にローマで行われた第7回世界会議後、5つの地域・大陸別IUS会議の口火を切るもの。議題はIUS‐EAOのコーディネーター、アリエル・マカタンガイ神父が用意し、日本での受け入れに関わる準備のほとんどはサレジオ高専のルイス・マルケス先生が担った。

主な議題は:
1.EAO地域における高等教育機関の多様性
2.最近更新されたIUS指針2016‐2021の適用の評価
3.作業用文書 「IUSにおける学内司牧の指針」 の考察、内容について討議
4.各IUSの「計画」作成の特徴、内容、経過の紹介
5.IUSの校長、責任者、また学内司牧のリーダー養成のための提案
6.「共通計画5(2016‐2021)」の実施
7.他の大学機関、他の地域・大陸のIUSとの、EAOのIUS同士のネットワーク作りについての提案

ネットワークのための具体的な取り組みとして、IUSロゴ・コンテスト、合同のIUSウェブサイト、「サレジオ・カリスマと高等教育」に関わる学術的記事の出版などが挙げられた。

会議の終わりに、参加者は次のことを決議し、EAOのIUSの「共同計画 2017-2019」について合意した。

1.管区レベルでIUSを自分たちのものとして意識し、関わる
2.IUSのさまざまな歩みを組織に組み込む。特に各校の「計画」を通して
3.EAOのIUS間の交流計画を立ち上げる

会議参加者はまた、次のIUS-EAO地域会議を、2019年4月、フィリピンのセブで開催することを提案した。

今回の初めての地域会議は、どの参加者にとっても、兄弟的な分かち合いと家族的な絆を深め、ネットワークと協力関係を築き、若者、特に最も助けを必要とする若者の教育と福音化への共通のサレジオ的情熱を深める貴重な機会として、満足できるものとなった。