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2021年01月13日更新

大阪星光学院OB精神科医がモデルの映画 1/29公開

大阪星光学院OBの精神科医がモデルの映画『心の傷を癒すということ 劇場版』が、2021年1月29日より全国の映画館で上映されます。

映画のモデルとなったのは、大阪星光学院24期生の故・安克昌(あん・かつまさ)さん(1960-2000年)。
1995年の阪神・淡路大震災で自らも被災しながら、精神科医として人びとの心のケアに奔走した安さんの著作を原案として2020年にNHK土曜ドラマで放映された「心の傷を癒すということ」が大反響を呼び、このたび劇場版が公開されることになりました。安さんをモデルとする精神科医の役を俳優の柄本佑さんが演じています。

震災当時、神戸大学附属病院精神科に勤務していた安さんは、震災直後より全国から集まった精神科ボランティアをコーディネートし、避難所などでカウンセリングや診療活動を行いました。
PTSD(心的外傷後ストレス障害)の若き研究者として治療活動に尽力するも、2000年12月に死去されました。(NHKドラマ作品サイトより)

作品では、被災地の現実を直視しつつ、「誰も、ひとりぼっちにさせへん」と苦しみのうちにあった人びとと温かく交わった安さんの生涯が描かれています。

安さんの大阪星光学院在学中のエピソードに基づいた描写も随所になされています。ご令弟の安成洋さん(大阪星光学院27期生)は、「故人が医師になるにあたり、星光で過ごした6年間はいろんな意味で基礎をなしていたと痛感します」と語っています。

コロナ禍が長期化する中、改めて心のケアが注目されています。
誠実に、一人ひとりと向き合うことを大切にする生き方を貫かれた安克昌さんの思いを、この映画作品をとおして多くの皆さんと共有できることを願っています。

 

【心の傷を癒すということ 劇場版】

映画公式サイト https://gaga.ne.jp/kokoro/

劇場情報 https://gaga.ne.jp/kokoro/theater/

安克昌さんの著書『心の傷を癒すということ』(角川ソフィア文庫)
https://www.kadokawa.co.jp/product/200109000082/

関連映像作品 NHKドラマ(既放送)
https://www.nhk.or.jp/drama/dodra/kokoro/