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2019年07月15日更新

サレジオ家族事業所・小教区協働者の手引き 刊行

(Boscolink – 2019年7月15日 東京)
https://www.bosco.link/webzine/49167

『ドン・ボスコの心で教えよう』
サレジオ家族事業所・小教区協働者(ミッション・パートナー)の手引き 刊行

by 大川千寿(サレジオ同窓会連合/神奈川大学准教授)

サレジオ家族の学校や教育機関、小教区、社会福祉施設で、サレジオ家族のメンバーと一緒に若者・子どもたちのために働くすべての人(協働者 ミッション・パートナー)のための手引き『ドン・ボスコの心で教えよう』がついに出版されました。この手引きは、過去3年間のサレジオ家族教職員養成講座の内容を踏まえて、モデルとしてのドン・ボスコ(彼の人生のエピソード)に焦点を当て、ドン・ボスコの教育法を要約して作成されました。ドン・ボスコの心で教育したいと願うすべての人(カトリック教徒、他の宗教の信者、また未信者)のためのものです。

Q:日本の協働者の手引きのアイデア(必要性)はどのようにして生まれましたか?

A:このアイデアは、サレジオ会日本管区の再構築に関する会議の過程で生まれました。第1に、日本のサレジオ会員たちが、事業所で協働者の教職員とより良く共に働くために、ドン・ボスコの教育法に関する用語の統一を望みました。 また、2016年度から2018年度まで行われてきた、サレジオ家族の教職員のための養成講座(浦田慎二郎神父とサレジアン・シスターズ、イエスのカリタス会のシスター、そして私自身を含む協働者のコーディネーターが企画を担当)において、ドン・ボスコの教育の主要な点をほとんどすべてカバーすることができました(そして2019年度からは、講座は2巡目に入っています)。この手引きは、講座における過去3年間の取り組みの成果です。

Q:どれぐらいの数の人が手引きの制作のプロセスに関与しましたか?

A:たくさんです! サレジオ会日本管区プロジェクトチームのメンバー、サレジオ家族教職員養成講座のコーディネーターや講座の参加者、日本のサレジオ家族の多くのメンバー、そして若者たち。こうした皆さんの意見は本のあらゆる部分によく反映されています。

Q:このマニュアルの目的は何ですか?

A:今日の日本の子どもたちや若者たちが、サレジオ家族の教育機関、社会福祉施設、そして小教区でより良い教育と養育を受け、毎日幸せに暮らせることを目的としています。それを実現するためには、サレジオ的な教育環境における若者へのアシステンテ(共にいる者)として、ドン・ボスコの教育法を通して教育の理念と価値観をよりよく共有する必要があります。この小冊子が、サレジオ家族の各事業所における個人的な考察のため、また養成の集いのための両方で役立つことを願っています。なお、私は宮崎で8月に日向学院の教職員の研修において、お話しする予定です。

Q:今後のプロジェクトの予定は?

A:この手引きは試用版であり、現場の教職員の声を聴きながら最終版としてまとめられる予定です。また、この本は主にドン・ボスコの教育理念を扱っていますので、追って、それぞれの分野(学校、幼稚園、保育園、児童養護施設と小学校)における実践の事例集を発行する予定です。