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サレジオ霊性セミナー 東京で開催
2020年のサレジオ霊性セミナー(東京)が、2月8日、イエスのカリタス修道女会管区本部(東京都杉並区)で開催され、約200人のサレジオ家族が集まりました。
春山ミカエルラップ神父(サレジオ会副管区長)の司会のもと「サレジオ家族の祈り」を皆で唱えて始まりました。管区長の濱口秀昭神父は「今年もご一緒にサレジオの霊性を学び、サレジオ家族が協力し合いながら、祈り合いながら、ときにゆるし合いながら、共に歩んでまいりましょう」と挨拶しました。
午前の部は田中直美シスター(サレジアン・シスターズ)が今年のストレンナ(サレジオ家族年間目標)「誠実な社会人、キリストに倣う者」について講話を担当。ストレンナ2020の総長ビデオメッセージを視聴した後、フェルナンデス総長による解説のポイントを、昨年12月にローマで行われた総長自身による講話の内容を交えながら、スライドでわかりやすく紹介しました。
総長は今年のストレンナがサレジオ世界の多様性にチャレンジするもので、美しい標語だが実践にあたって多くの困難に出会うだろうと述べ、チマッティ神父が音楽活動を通して日本文化との仲介者となり、キリスト教国でない地の若者たちとの架け橋を築いたと紹介したそうです。
困難を抱える人びとの大半を若者が占めている状況において、サレジオ家族はキリストに倣って若者と同伴し、スペシャリストとして教育に取り組むこと、そのためにもドン・ボスコが願う「はじめの愛」に常に立ち戻ることを強調しました。
また、サレジアン・シスターズのランゴア総長が、サレジオ家族はそれぞれの召命を活かしながら、若者たちと共に歩み、多くの人びとを巻き込みながら一緒に世界を変えることができると述べたことも紹介しました。
講話の最後にサプライズとして、ローマでの霊性セミナーの様子と、フェルナンデス総長から日本のサレジオ家族への特別なビデオメッセージも紹介されました。
昼食をはさんで午後の部は、浦田慎二郎神父(サレジオ会)が、日本社会において「よいキリスト者、キリストに倣う者」という目標をどのように伝え、実践するのかを深めるよう呼びかけました。
そして、3人のサレジオ家族の事業所職員による「誠実な社会人、キリストに倣う者」の実践についての分かち合いが行われ、それぞれの職場において、カトリックの価値観やドン・ボスコの教育を活かしながら課題の解決に取り組んでいる様子が具体的な実践事例や今後の計画とともに紹介され、とても充実した学びの機会となりました。