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フェルナンデス総長ビデオメッセージ 2020年復活祭
フェルナンデス総長から、全世界のサレジオ会員ならびにサレジオ家族に向けた復活祭のビデオメッセージが届きましたので、お知らせします。
ビデオメッセージはイタリア語、英語、スペイン語で視聴できます。
下記リンクよりご覧ください。
■フェルナンデス総長ビデオメッセージ 2020年復活祭(YouTube 5:30)
RM’s message for Easter 2020
Italiano: https://youtu.be/7QXsRKTmmKY
English: https://youtu.be/LHEYK8UCKl8
Español: https://youtu.be/DOLklyjOi2c
<日本語訳>
総長ビデオメッセージ 2020年復活祭
ドン・ボスコがオラトリオをピナルディの家に移した1846年4月12日を思い起こしながら
総長 アンヘル・フェルナンデス・アルティメ神父
会員の皆さん、サレジオ家族、友人の皆さん、
聖なる復活の、心からのお祈りとごあいさつを送ります。今日、私はここに、私たちにとって大変意味深い、イエスの聖心(サクロクオーレ)大聖堂のドン・ボスコの祭壇の前にいます。
今日は特に、ここから、主の復活の日に、皆さんの幸いを願い、あいさつをお送りします。私たちが疫病の蔓延に苦しんでいるため、しかし復活された主が、絶えず私たち人間の歴史に寄り添い、共に歩んでくださるからです。
同時に、このあいさつを送りたかったのは、私たちが誕生日を、オラトリオの誕生日、ドン・ボスコのサレジオのカリスマ、ドン・ボスコのすべてのビジョンの誕生日を迎えているからです。
どうしてでしょうか? なぜなら、1846年の同じ4月12日、主の復活の日に、光が見えない長い巡礼の道のりの末に、ドン・ボスコはトリノの街はずれの土地にたどりついたからです。特別な界隈、ヴァルドッコと呼ばれるところです。そしてそこの小屋、ピナルディ小屋と、遊んで走り回れる土地を借りたのです。
今日、ヴァルドッコは私たちのルーツ、ゆりかごです。そこには今日、ピナルディ聖堂があります。遠い昔の同じ日に、ドン・ボスコはそこで最初の祈りをささげたのです。
そしてあの庭を見るとき、今日、ヴァルドッコの中庭ですが、大きな感動を呼び覚まされます。今日は、神のみわざ、そのなさり方を感謝する日でもあります。それはいつも神の神秘のうちに、聖霊の現存のうちになされます。かつて小屋だった聖堂を私たちは目にします。今日、サレジオのカリスマはあらゆるところへ広がり、子ども、若者たちに仕えているのです。
そのため、とてもはっきりとわかるのは、オラトリオ、サレジオの家、サレジオ世界、サレジオ家族のすべての場は、いつも温かく迎える家、絶えず神の恵みのうちに友だちと遊び、一緒にいる庭、人生に備える学校、職業訓練の場、貧しい人びと、行く教会のない人びとが集まる小教区であるということです。そして人びとに仕え、イエスとの友情のうちに神と出会うことができるよう、助ける場であるでしょう。
愛する友人の皆さん、この美しい復活の日、誕生日おめでとうございます。
二つのことを皆さんに呼びかけたいと思います:
まず、世界のサレジオのすべての現場を、もう一つのヴァルドッコにすることです。ドン・ボスコが子どもたちと一緒にたどり着き、若者たちへの愛、イエスへの愛、神への愛にあふれる心で、何もないところから出発したヴァルドッコです。
二つ目は、サレジオ会員としての私たちの生活・生き方、私たちのすべての現場を、人びとと共にある真のサレジオの秘跡とする取り組みを、今日、特別に新たにしましょう。若者、子どもたちたちの中に、友として、兄弟、姉妹として、父、母として共にいることは、今日にあって、特別な、美しい貢献になるのです。
このすべてをふまえ、私たちのオラトリオ、サレジオのカリスマにもとづく事業の皆さんに、心から主のご復活のあいさつとお祈りを送ります。
皆さん、おめでとうございます!