新着情報

2022年11月01日更新

世界連合 新中長期計画2021-2027 重点目標

サレジオ同窓会世界連合の機関誌「Newsflash」No.47(2022年10月発行)にて、サレジオ同窓会世界連合ブライアン・マグロ会長より、「世界連合 新中長期計画2021–2027」の重点目標が発表されましたのでお知らせします。

<以下、日本語の抄訳>
==========

世界連合 新中長期計画2021-2027

同窓生、ドン・ボスコの友★の皆さん

私はヴァルドッコの中庭のベンチに座り、同窓会Newsflashの読者にあててこのメッセージを書いています。ドン・ボスコの部屋の下のポーチを眺めながら、ドン・ボスコとカルロ・ガスティーニが同窓生による運動の創設について話し合っている、あの特別な瞬間を想像しています。
152年後の今日、私たちの物語が始まった日を、私たちは祝っています。ガスティーニと仲間たちがドン・ボスコに表したいと願った同じ愛と感謝を、世界中の多くの国の同窓生とドン・ボスコの友人たちは、生活の中で毎日祝っています。

私たちは新中長期計画2021-2027の草案について、世界的諮問を行いました。これは今後何年かにわたって取り組む意欲的な計画で、私たちは明るい希望を抱いています。

新中長期計画において次の4つの重点目標を掲げます。私たちの組織があらゆるレベルで焦点を当てなければならないものです。

目標1:今日の社会の現状において、同窓生とドン・ボスコの友の精神・使命を広める。

目標2:同窓生とドン・ボスコの友の全人的養成・生涯教育を促進する有意義な機会を提供する。

目標3:若者、特に「貧しく、危険にさらされ、見捨てられた」若者と関わり、青少年・家庭司牧を通して社会的連帯を示すことにより、同窓生とドン・ボスコの友を支える。

目標4:現代世界で、個人レベル・組織レベルでの力量を強化し、私たちの価値観・目標・優先事項・中長期計画に沿うあらゆる手段を活かし、有意義で効果的な存在となる。

私たちは今、ポスト・コロナの時期に入ろうとしています。同窓生、ドン・ボスコの友の皆と再びつながり、再び関わらなければなりません。パンデミックは、組織としての私たちの働き方を変えましたが、今、私たちは活動を再始動させなければなりません。

この時はまた、過去をふりかえり、そこから学び、現状を識別し、未来を形づくっていく機会でもあります。共にこの機会を受けとめ、今日の社会の現状において有意義な存在となり、私たちの暮らす社会がすべての人にとってより良い場となるために働きましょう。

私たちは同窓生、ドン・ボスコの友として、ウクライナ難民を支援するため各国で行われた取り組みに、さまざまな形で応えました。

同窓会世界連合は支援の呼びかけを行い、イタリア、スペイン、ポルトガル、スロバキア、マルタ、日本、ブラジル、そのほかの国々の同窓会連合もそれぞれ呼びかけを行っています。

サレジオ家族との連帯の意識は、同窓生、ドン・ボスコの友による運動として、私たちが担う責任の一つです。私たちは経済支援の呼びかけに続き、ウクライナでサレジオ会のもとにいた、戦争のためスロバキアに避難している子どもたちに、教育的・文化的な体験を提供する連帯のプロジェクトを開始しました。子どもたちは11日間、マルタに滞在し、英語を学び、文化的な名所を訪れ、準備されたレジャーを楽しみました。
同窓生が率先して行っている多くの連帯の取り組みやプロジェクトについて、私は会長としてよりつぶさに知るようになり、喜んでさらに知りたいと願っています。

このようなプロジェクトを同窓生Newsflashで紹介してくださるよう、皆さんに呼びかけます。編集長のPierluigi Lazzariniピエルルイジ・ラッツァリーニ - この大変重要な出版物を出すために労を惜しまず働く献身的なボランティア - にどうぞご連絡ください。ピエルルイジ、奉仕に感謝します!

ドン・ボスコのうちに

ブライアン・マグロ Bryan Magro
サレジオ同窓会世界連合会長

===========

★訳注「ドン・ボスコの友」:
同窓生の家族、サレジオ会をはじめとするサレジオ家族のメンバー、サレジオの事業に関わる青少年・保護者・教職員など、広範囲にわたる。