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サレジオ会来日100周年記念ミサ 東京カテドラルで開催
1926年2月8日午前8時、チマッティ神父を団長とする第1回サレジオ会日本宣教師団は、門司港(福岡県北九州市)に入港しました。ちょうど100年目を迎える2026年2月8日、サレジオ会来日100周年記念ミサが東京カテドラル聖マリア大聖堂(東京都文京区)で行われ、800人を超えるサレジオ関係者と多くの若者が集い、共に感謝の祈りを捧げました。
サレジオ同窓会連合でも、サレジオ会来日100周年を迎えるにあたり、1年前から準備を進めてまいりました。歴史を振り返り、「恩師との思い出エピソード」を募集して冊子にまとめ、感謝を込めて記念ミサで奉納しました。
また、サレジオの発展と希望ある社会のために貢献するべく、同窓生に寄付を呼びかけてまいりました。寄せられた寄付金は、サレジオ会の青少年支援活動に役立てていただくよう、サレジオ会日本管区長の濵﨑敦神父と同窓会連合顧問の三島心神父に、同窓会連合の横山伸也会長より届けられました。
寄付返礼品に一般社団法人VIVATIMのティモールコーヒー等を活用することで、長年交流を続けている東ティモールのサレジオ会の青少年支援活動(現地の学校や孤児院の子どもたちのため)にも協力することができました。
呼びかけにご協力くださった皆様に、心より感謝申し上げます。
★100周年記念ミサの模様はオンライン(YouTube)でも配信されました。録画を下記リンク先からご覧いただけます。
https://youtu.be/pRbDy0FoxtY
★記念ミサの様子について、ANS(サレジオ通信局)2026年2月10日付記事より、日本語訳を転載します。
https://www.infoans.org/sezioni/notizie/item/26976-giappone-i-salesiani-celebrano-il-centenario-del-loro-arrivo
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【100年の恵みを胸に、未来へ夢を紡いで】
一年で最も寒さの厳しい時期、雪が降る中、サレジオ会来日100周年記念ミサが、2月8日、東京カテドラルにて厳かに挙行されました。厳しい天候にもかかわらず、カテドラルはサレジオ会員、サレジオ家族、信徒、そして多くの若者で満員となり、感謝、追憶、そして希望に満ちた深い祈りの雰囲気に包まれました。
ミサは東京大司教であるタルチシオ 菊地功枢機卿が主司式を務め、マリオ 山野内倫昭司教(サレジオ会員)、アンドレア・レンボ司教が共同司式しました。また、ウィリアム・マシューズ神父(サレジオ会東アジア・オセアニア地域顧問)、ドミンゴス・レオン神父(中国管区長)、マルチェッロ・ベク神父(韓国管区長)をはじめ、各地から多くのサレジオ会員が参列しました。
ミサに先立ち、日本におけるサレジオ会宣教の歩みが振り返られました。
まず、サレジオ学院の生徒たちが日本にサレジオ会をもたらした宣教師団長 尊者ヴィンチェンツォ・チマッティ神父と聖カルロ・アクティスに扮してコントを行い、天国に向かって希望を紡いでいくことの大切さを表現しました。
また、サレジアン国際学園世田谷の生徒たちによって、最初の宣教師たちの海路の旅を象徴的に表現したダンスが披露されました。そして、100年前のサレジオ会来日当時の状況を記したチマッティ神父の手紙が、サレジアニ・コオペラトーリのメンバーによって朗読されました。
ミサの説教の中で山野内司教は、「この100年の遺産を、今の時代に生かすように」と呼びかけ、サレジオ家族がその歴史を生きた使命として受け止め、現代社会における新たな責任への招きとして受け取るよう励ましました。
典礼は、イエスのカリタス修道女会とサレジアン・シスターズの合同聖歌隊、そして碑文谷教会バンドの伴奏によって豊かに彩られました。また、小平のサレジオ中学校の生徒たちによるハンドベル演奏が、会衆を日本におけるサレジオの歩みを静かに思い起こすひとときへと導きました。
ミサの終わりには、濵﨑敦神父(日本管区長)が感謝の言葉を述べ、続いてウィリアム・マシューズ神父が総長代理として挨拶を行いました。その後、4人の若者代表が、次の100年に向けた希望と決意を表すメッセージを分かち合い、会衆から温かい拍手をもって迎えられました。
式典は、100周年記念テーマソング 「夢を紡いで」 がカテドラルに響き渡る中、感動的な締めくくりを迎えました。
チマッティ神父に率いられた9人の最初のサレジオ会宣教師が日本に到着してから100年。
この記念式典は、深い感謝と新たな決意の時となり、日本におけるサレジオ会の使命の未来が、サレジオ家族全体の共同の責任に委ねられていることを改めて確認する機会となりました。
この記念の年は、10月に予定されている総長ファビオ・アッタールド神父の訪日をもって締めくくられます。歩みを続ける中で、日本のサレジオ家族は希望をもって未来を見つめ、ドン・ボスコの夢を新しい世代の人生の中に織り込んでいくことに献身し続けています。
(ANS記事 ここまで)
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ミサの終わりに行われた、サレジオ会日本管区長 濵﨑敦神父による挨拶全文を掲載します。
【サレジオ会来日100周年記念ミサ 管区長挨拶】
本日、この記念すべきミサにおいて司式くださいました菊地功枢機卿様をはじめ、臨席くださいましたアンドレア・レンボ司教様、ならびにミサの説教をしてくださいました山野内倫昭司教様に、心より深く感謝申し上げます。
また本日、出席が叶わなかったサレジオ会総長に代わり、遠路はるばるお越しくださいましたサレジオ会総本部東アジア・オセアニア地域顧問のウィリアム・マシューズ神父様にも、厚く御礼申し上げます。
日本管区は、当初中国管区に属しておりましたが、そこから分かれて、1937年に日本管区として独立しました。その歴史的なつながりの中で、本日は中国・香港管区よりレオング・ドミンゴス管区長様にも列席を賜り、心より感謝申し上げます。
さらに、1954年には日本管区から韓国へサレジオ会員が派遣され、その後、韓国管区が誕生いたしました。本日は、その韓国管区の管区長であるマルチェッロ・ベク神父様にも列席いただいております。重ねて御礼申し上げます。
また、サレジオ家族の皆様、そして本日ご列席くださいました皆様お一人おひとりに、心から御礼を申し上げます。言うまでもなく、この100年の歩みは、皆様方の多くの祈り、励まし、協力、そして支えなしには成し得なかったものです。この場に今おられない方々も含め、感謝の思いで胸が満たされております。
現在、日本管区には69名のサレジオ会員がおります。この100年の間に、152名の会員が主のもとへ召されました。100年の歩みを振り返ると、そこには言葉にされることのない多くの祈りと、目立つことのない忠実な奉仕の積み重ねがありました。時代の光と影の中で、進むべき道がすぐには見えない時もありましたが、それでも歩みは一歩一歩、止まることなく続けられ、今日という日へと導かれてきたのだと思います。
その歩みの中心には、常に大切にされてきた存在があります。それは、青少年、若者たちです。私たちサレジオ会員は、今日、来日100年目という節目にあたり、改めて創立者ドン・ボスコの言葉を心に刻みたいと思います。
「わたしたちは、息を引き取る最後まで、若者たち、特に『より助けを必要としている青少年』のために尽くすことを神に約束する」
この短い言葉の中に、私たちの使命のすべてが込められているように思われます。私たちは、教える者である前に、青少年と共に歩み、心に耳を傾ける者として招かれてきました。そして実際には、青少年によって育てられ、導かれてきたのは、私たち自身であったのです。
日本におけるサレジオ会の100年の歩みは、強い光を放つ歴史というよりも、静かな小さな灯の連なりであったと思います。その灯は、祈りによって守られ、希望によって受け渡され、今日、ここに集う私たちの中に生きています。これからも私たちは、聖霊の導きに従って、まず神のことばと青少年の声に耳を傾け、尊者チマッティ神父から託された歩みを続けていきたいと願っています。皆様と共に、そして特に青少年たちと共に、聖母マリアの御保護のもと、与えられた光に導かれながら、新たな一歩を静かに踏み出していくことができますように。
本日は、誠にありがとうございました。
2026年2月8日
サレジオ会日本管区長 濵﨑敦
